【その一】
二人の出会っだ
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カヲル「音が楽しい。二人ってすごいね」
シンジ「ありがとう。なんだか久しぶりに楽しかったよ」
カヲル「僕もさ。またやろう。いつでも来てよ。碇シンジ君」
シンジ「うん。あの、君は・・・」
カヲル「僕はカヲル。渚カヲル。きみと同じ、運命を仕组まれた子供さ」
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【その二】
運命の子供たち
シンジ「エヴァに乗ったっていいことなんかなかったんだ!もういやだ!!何もしたくない!!!」
カヲル「そうして、つらい感情の記憶ばかりをリフレインさせてもいいことは何も生まれない」
シンジ「いいことなんかないよ・・・渚君が見せたんじゃないか・・・あの晚からどうしようもない世界」
カヲル「ヱヴァで変わったことはヱヴァで再び変えてしまえばいい」
シンジ「そんなこと言ったって、エヴァも父さんもミサトさんも何もかも信じられないよ!」
カヲル「でも、僕は信じてほしい!」
シンジ「できないよ・・・ミサトさんたちが僕にこれを付けたんだ・・・もうエヴァには乗るなって。乗ったら死ぬって脅されて・・・」
シンジ「もう・・・エヴァなんかどうだっていいんだ・・・」
シンジ「!?」
カヲル「分かっている。リリンの呪いとエヴァの覚醒リスクは僕が引き受けるよ」
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カヲル「気にしなくていいよ。元々は僕を恐れたリリンが作ったものだからね。いずれはこうするつもりだったんだ」
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シンジ「そうだね・・・うん、君になら出来るよ」
カヲル「君となら、だよ。エヴァ第13号机はダブルエントリーシステムなんだ」
カヲル「二人でリリンの希望となろう。今の君に必要なことは何よりも希望。そして贖罪と心の余裕だからね」
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カヲル「君のせいじゃない」
シンジ「えっ」
カヲル「僕が第13の使徒になってしまったからね。僕がトリガーだ」
シンジ「どうしよう・・・ねえ、どうしよう・・・カヲル君、僕はどうしたらいいの・・・?」
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カヲル「魂が消えても願いと呪いはこの世界に残る。意志は情報として世界を伝い、変えていく。いつか自分自身の事も書き換えていくんだ」
「ごめん。これは君の望む幸せではなかった。ガフの扉は僕が閉じる。シンジ君が心配することはない」
カヲル「そんな顏をしないで。また会えるよ、シンジ君」
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ありがとう シンジ 君
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To be continued
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